子どもと暮らす。子どもの心に寄り添いたいママのために

想像力やエネルギーに溢れる子ども達、振り回されてしまうパパとママ。いつも一緒に幸せ感じたいですね。ちょっとしたヒントになれば嬉しいです。

赤ちゃんが元気ですくすくと、賢い子に育つおっぱいのお話


赤ちゃんのための栄養学が研究されるようになって

ママのおっぱいに負けないくらいの素晴らしいミルクの開発が進む一方、

最近では母乳育児も見直されて来ました。

赤ちゃんのにはとても良いことですね。



赤ちゃんの食べ物、それはおっぱい



”おっぱい” (母乳)はどこから出て来るの?

不思議だと思いませんか?

当たり前といえば、当たり前、

母から母乳が出ることはごく自然なことです。

私は初めて息子がおっぱいを飲むのを見ていて

どうして私の身体から次から次におっぱいが湧いて出て来るのが

自分の身体ながら不思議でした。

身体の中に赤い血液は流れていても、白い液体は流れてないのに

一体どこから白い母乳が作られているのでしょうか?



ご飯を食べると胸の中が熱くなる経験

乳児を育てている時はとてもお腹が空きます。

食べても食べても不思議に太りませんでした。

それどころか体重がどんどん減っていきました。

それはそれで嬉しかったのですが、とにかくお腹が空いて仕方なかったです。

そしてご飯を食べるとすぐに、

バストの奥の方が熱くなって来てチクチクっと痛み出し

しばらくすると乳房が硬く張って来るのです。

これって食べたものがすぐにおっぱいになっているのだわ!

と自分の身体の不思議さに驚きました。

実際にはどうなのでしょう。

おっぱいの出来るまで

おっぱい(乳房)の中には乳腺(にゅうせん)という器官があります。

その乳腺には乳腺房という小さい袋が無数にあって

その周りを細かい血管が無数に取り囲んでいます。

この血管に流れている血液が、母乳ホルモンのプロラクチンなどの働きにより

赤い血液から一瞬で白いミルクに変化するのです。

そしてもうひとつのホルモン、オキシトシンの働きで

乳房線を囲む筋肉を収縮させて乳首に押し出してくれるのです。

ただよ〜く見ると人のお乳は

私たちがよく目にする牛乳のように真っ白ではなく

少し透明がかった薄く白い液体です。

なぜ母乳は真っ白でないかというと血液中の成分のうち、

母乳に使われるのはタンパク質などの栄養素や白血球などだからです。

血液中にある赤血球は使われないので、

おっぱいは赤ではなく透き通った白なのです。

おっぱいの秘密、わかりました。^^



良いおっぱいの条件

ママの血液が即、おっぱいになるということがわかって来ました。

ということはママが食べるものがおっぱいになるということなのです。

あなたなら赤ちゃんのために何を食べますか?



おっぱいに必要な栄養とは



赤ちゃんって味がわかるの?

ところで生まれたての赤ちゃんに味覚はあるのでしょうか?

赤ちゃんの味蕾(みらい:舌の部分にある味を感じるの器官)は、

驚くことに胎児である妊娠7週目くらいにすでにでき始め、

14週にはおとなとほぼ同じ構造になります。

その後生後3ヶ月でピークを迎え少しずつ鈍感になって来ます。

私の経験では、どうも赤ちゃんが好きなおっぱいの味の時と

嫌な味の時があるようでした。

好きな味の時はいっぱいゴクゴクのむのですが、

そうでない時、例えば辛い刺激的な食事の後などは嫌がって飲まなかったのです。

赤ちゃんの味覚、おそるべし!

粉ミルクで育てられた方によると、

たまにミルクの銘柄を変えると慣れない味なのか

飲まなくなったり、気づいたりするようです。

生後5ヶ月くらいになると敏感さが少し和らいで

おっぱい以外の味を受け入れやすくなって来ます。

なるほど、ちょうど離乳食を始めるころなので

とても理にかなっています。



良いおっぱいの条件とは

赤ちゃんの味覚はおとな顔負けでとても敏感であること

そしておっぱいはママの食べたものがすぐに血液となり、

その血液が即、母乳に変化することを知っていただけましたね。

では良いおっぱいの条件とはどんなものでしょうか?

・赤ちゃんが美味しいと感じてごくごくたくさん飲んでくれる

・栄養のバランスに優れている

・味や量がコロコロ変わらないでほぼいつも安定している

・色は透明な白い色をしていてサラサラ流れる

・出来立てホヤホヤの新鮮なおっぱい



良いおっぱいの条件を満たす食事にするために

この条件を満たしていくならば、母乳に最適な食事は『和食』です。

『和食』は脂肪分と糖分が控え目で味も薄味です。

そしてお魚が主菜だと脂肪分も少なく済みますね。

ママの食事に脂肪分と糖分が多いと、逆におっぱいは酸化しやすくなり

味は酸っぱくなるのだそうです。

そして動物油脂が多いとサラサラと流れにくくなり、乳腺が詰まりやすくなります。

乳腺が詰まってしまうとママのおっぱいはパンパンに腫れて乳腺炎となってしまい、

赤ちゃんに母乳をあげることが出来なくなってしまうのです。

良質な蛋白質は白身の魚や貝類から摂るのが理想的です。

お肉をいただく場合は脂肪分の多い部位を避けて赤身の部分にしましょう。

さらに、ビタミン、ミネラル、食物繊維は欠かせない栄養素です。

これらは旬のお野菜に豊富に含まれています。

冷たい葉物のサラダばかりでなく、

身体を温めてくれる根菜の煮物や、色とりどりの野菜を上手に取り入れて

食卓に並べるように工夫しましょう。



手間がかかりますか?

赤ちゃんに良いおっぱいを飲んでもらうためには

ママのお食事がとても大切だということですね。

これってすごい手間がかかると思いますか?

お肉大好きだった私がこの手間のかかる食事を改善した方法は

『お味噌汁』でした。

お味噌には良質なタンパク質で構成されていて、

お味噌汁の具にいろんなお野菜を入れることでバランスが取れるのです。

豚のモモ肉を入れれば豚汁になるし、鮭を入れると鮭汁になります。

具やお味噌の種類を変えればバリエーションがどんどん増えます。

お味噌汁は最強の『和食』です。

そして母乳育児の強い味方です。

ぜひ取り入れてみてくださいね。



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私は初めての子育ての最中、

腰を痛めたり、知らない土地で頼る人がいなかったので

精神的にとてもナーバスになってしまいました。

いつも元気でハッピーだった自分には想像もつかない現実でした。

外に出るのも億劫になって引きこもった時期がありました。

そんな私にでも、息子はいつも笑いかけ、話しかけてくれたのです。

こんなことでメソメソしていてはいけない、

この子ともっと楽しく生活しよう!

そう思い直し、あれこれ面倒なことは考えないで

可愛い息子のためにできる事は出来るだけやって

出来ないことはお願いするか、手を抜くことに決めて過ごすことにしました。

くよくよするのがおっぱいに一番良くないと知っていたからです。

たとえお肉だって、美味しい、ありがたい、と感じて食べれば

きっと赤ちゃんにも良い栄養になると信じていただきました。

ありがたいことに息子はすくすくと育ってくれました。

良いおっぱいを赤ちゃんにあげるためには

ママが笑顔で赤ちゃんの目を見ながらおっぱいをあげることが

一番大切なことではないでしょうか。